オフィスホワイトニングの施術直後は、薬剤の影響で歯が
「溶けやすい状態」「着色しやすい状態」になっています。
施術後1時間程度(※)は、以下の項目に注意した方が良いでしょう。
唾液には歯の再石灰化を促したり、
酸性に傾いた口内環境を中和させたりする働きがあります。
歯の表面が唾液に触れることで、徐々に施術前の状態に戻っていくため、
長期間気をつけなければいけないことではありません。
※歯医者さんによっては、
「当日中」や「24時間」は注意してほしいというところもあります。
その場合は、歯医者さんの指示に従いましょう。
酸性が強い飲み物は控える
レモンやオレンジといった、
酸性が強い飲み物は控えるようにしましょう。
ホワイトニング剤の作用で、
歯の表面を保護している膜が一時的に除去され、
溶けやすい状態になっているためです。
色素沈着しやすい食べ物や飲み物、嗜好品は控える
コーヒー、赤ワイン、カレーなど、
一般的に色素沈着しやすいとされる食べ物や飲み物、
あるいは、タバコといった嗜好品は控えましょう。
歯が、色視沈着しやすい状態になっているためです。
歯が白く濁ることがある
オフィスホワイトニング後に、歯の表面が白く濁ることがあります。
これは、ホワイトニング剤の作用によって、
歯の表面のエナメル質がごくわずかに
荒れてしまうことが原因とされています。
通常は数日で自然に元に戻りますが、
脱灰(だっかい※)していたり、
石灰化が十分でなかったりすると、すぐに戻らないことがあります。
数日たっても歯の色が濁っていると感じる場合は、
歯医者さんに相談しましょう。
※脱灰とは、口の中の酸の働きによって、
歯の表面からカルシウムやリン酸といった
ミネラル成分が溶け出してしまうことです。
唾液にもカルシウムやリン酸といったミネラル成分が含まれています。
そのため、唾液が脱灰を起こしている歯に触れると、
唾液中のミネラル成分が付着し、脱灰した部分を修復してくれます。
これが、歯の再石灰化です。